2021.04.01

新シリーズ『学園都市アクログラム』始動!



“燻る群青、その先に——”
青春群像劇『学園都市アクログラム』
 
■プロローグ
「あの空は、どこまで続くんだろう――」
ここからの見晴らしは、ただの女子高生を詩人にさせる、そんな魔力がある。
あたしは初めてこの景色を見た。そう思ってる。でも本当にそうなのかな。
「なんのドラマの台詞かしら?」
やっぱり、そうなるよね。
オトナぶった冷笑主義。なんの価値もない同調圧。それもこれも所詮は「10代の感情」ってやつなんだろうな。でも今回に関しては、あたしが悪い。隣の霞月さんは、そんなクラスの大多数とは違う気がする。
「霞月さんは落ち着いてるよね。なんだかオトナってかんじ」
「アオルタって呼んでって言ったでしょう?エノ」
慣れないな……まだ知り合って一週間も経ってないのに。
あたしが転校して2ヶ月が経つらしい。あたしには、学園に転校する前の記憶がない。霞月さんは、クラスに馴染めなかったあたしにできた初めての友達。
そして霞月さんが連れてきてくれたのがこの高台。あたし達もう友達……だよね?
あぁ、なんで神様はこんな捻くれた性格だけ残しちゃったんだろう。
「ごめんね。あ……アオルタ」
「あら、やればできるじゃない。それで例の件、考えてくれた?」
「えーっと、なんでしたっけ?」
「オカルト研究部への入部、よ」
あたしはこの時、何も知らなかった。物語はもう始まっていたんだ。
すでに取り返しがつかないところまで進んでいた。
「うー、わかった。入るよ!!」
それを知ったのは、もうちょっと後のことだった。
 
■登場人物紹介
陽向(ひなた)エノ
一人暮らしの高校2年生。2ヶ月前に転校してきた。なぜか転校する前の記憶がない。アオルタから強引な勧誘を受け、オカルト研究部に入部する。甘いもの、特にマカロンに目がない。
 
霞月(かづき)アオルタ
ミステリアスな雰囲気の高校3年生。ある日突然エノを呼び止め、廃部寸前のオカルト研究部に勧誘した。好奇心の塊のような性格で、怪しい実験をしては生徒指導によく呼び出されている問題児。ケーヴァとは幼馴染。
 
赤珊(せきさん)スピサ
学園の理事長を父に持つ生徒会長。アオルタと同級生。カリスマ性ある立ち振る舞いから、彼女には「スピサ親衛隊」と呼ばれる多数の女性ファンがいる。なにかと理由をつけてはオカルト研究部につっかかるが、ケーヴァを前にするとなぜか威勢がなくなる。恋愛経験はゼロ。
 
櫻木(さくらぎ)ケーヴァ
高校3年生。幼馴染のアオルタとはあまり仲が良くない様子。学園内の女子からモテるため、不良によく絡まれがち。喧嘩っ早いイメージが定着しているが、実は温厚な性格。屋上で1人、缶コーヒーを嗜む姿が度々目撃されている。
 
星明(ほしあき)ニナ
オカルト研究部所属の高校1年生。双子の兄レナと2人で学年トップの学力を誇り「チート双子」と呼ばれている。休み時間はいつも本を読んでいる内気な性格だが、オカルト研究部内では饒舌な内弁慶。実は彼女はこの世ならざるもの「グラムス」を見ることができる。
 
星明(ほしあき)レナ
高校1年生。双子の妹ニナとは真逆でポジティブモンスター。運動神経バツグンで、いつも色んな部から借り出されている。ニナとお揃いのミサンガは「シンギュラー」と呼ばれる特殊な呪物で、ニナが作ったもの。
 
■キーワード
学園都市アクログラム
赤珊家が私財を投じて建てた広大な学園都市。幼稚舎、初等部、中等部、高等部、大学までが一つのエリアに集中している。100年以上の歴史があるため、説明がつかない現象や奇妙な言い伝えなどが多く存在する。代表的な話は『アクログラム七不思議』と呼ばれている。
 
アクログラム七不思議
学園都市アクログラムに伝承される数々の不思議。『逢魔ヶ時の黒百合』『異形の7体目』『禁足地の神隠し』などが有名。七不思議といわれながらも伝承される数は二十以上あり、そのほとんどが真の怪異を隠すためのカムフラージュと言われている。
 
オカルト研究部
アオルタ、エノ、ニナが所属する廃部寸前の部活。アクログラム七不思議の研究が活動目的。ケーヴァも時折部室に顔を出しているが、正式な入部届は出していない。エノが入部するまで部員が規定に足りておらず、廃部寸前だった。
 

※本ページはエイプリルフール企画です。
引き続きAKROGLAMをよろしくお願いいたします。
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